頑張り続けることの大切さを証明できた自分自身に感謝

伊那馬 さん(30代後半 男性 異業種 59回試験合格 受験回数1回)

【試験結果】

通関業法  41/45

関税法等  44/60

通関実務  37/45  

【通関士試験受験のきっかけ】

物流業界に転職をしたいと考えたことや、一生ものとなる国家資格を手に入れるため。

【学習期間】

1年3ヶ月

毎日3〜5時間(1500時間)程度

【使用教材】

みこ会テキスト

LEC 通関士通信教育講座(初学者コース)

通関士試験の指針2025年度版

通関士試験 問題・解説集2023〜2004年

ゼロからの申告書

計算問題ドリル

実行関税率表

【みこ会テキストについて】

各項目に具体的説明があり、かなり詳細に書かれたテキストだと感じました。ただ私の理解力の問題もあってか詳細に書かれているが故に理解が難しい部分もあります。

私が主に使用していた通関士試験の指針テキストは情報量に関してはどのテキストよりもあるのではないかと思いますが具体的説明がほぼないため初学者等にとっては内容がとっつきにくい印象でしたが、みこ会テキストはこれらの欠点が補われたテキストです。ただ、初学者や業界未経験者にとっては最初は内容が難しく感じると思うかもしれません。ですが学習を進めていくうちに内容がどんどん理解できるようになるテキストであるので、マジでテキストはこの一冊に絞るべきだと考えます。

【試験合格に近づくためのポイント】

参考にしていただければ幸いです。

近年の試験では過去問題集をやり込んだ程度では合格はできないようですのでテキストの内容をキチンと理解することがとても大切になります。

学習を進めるにあたり貨物分類、申告書作成や課税価格の計算などの通関実務から学習されることをオススメします。

学習時間を長く取れる受験者は貨物分類に関してはたくさんの部注・類注に慣れておいたほうが良いです。

オススメはしませんが私は部注・類注に関しては実行関税率表を閲覧しながら貨物分類の学習を進めていました。実際貨物分類に関してはかなり役に立ったと感じました。通関実務科目を最初に学習することで通関に関する全体像がなんとなくイメージしやすくなるのではないかと感じましたし、同時に学習すればするだけ伸びやすい科目でもありました。

関税法等の学習に関しては暗記と同時に内容の理解がかなり求められます。過去問題集だけではなくテキストの内容を理解し暗記していくことが大切だと思います。さらに減免税制度など、暗記がとても大変ですが内容を暗記して損はないです。

模擬試験を在宅形式で2社分受験しましたが、変に難しかったり直近の通関士試験に対応できていないような印象があり、結果として不要だと感じました。

【通信教育講座について】

貨物分類のみ通信教育を利用されるのが良いのではないかと思います。私の場合ですが10万円以上のお金を払ってまで通信教育を利用する必要性はあまりないように感じました。

【通関士試験制度に関しての要望】

今後、3科目合格者と科目免除合格者のそれぞれの合格証に科目免除の有無の明確な記載等をしていただきたいなと凄く思いました。

不快に感じる方がおられましたら申し訳ありません。

【最後に】

受験を決意した当初基礎学力に凄く不安がありました。特に英語に関しては中学生以下レベルでしたがその分学習時間をかなり長く取ることで一発で合格を仕留めることができました。

正直ここまでの学習時間は必要ないように思えましたが、結果良ければ全てよしでした。

とてもきつい試験勉強でしたが1年以上地道に学習し続けることで通関士資格を掴み取ることができたとともに、これらの結果が自分の自信にも繋がることができたように思えます。

みこさん本当にありがとうございました。試験前の不安な時に「最後は気持ちで決まる部分が大きい」とのメッセージ、今考えてもとても励みになったと思えています。