電気より蒸気より原子力より強い動力の意志の力で合格

ニーボリ さん(2025年度合格 30代 受験回数1回)

【受験理由】

現在勤務している会社に思うところがあり、転職まで視野に入れて考えてみたところ、他社でも通用するような明確な武器がないこととこのまま年を重ねて現在勤務する会社以外に行く当てがないといった状況になることが本当に嫌で受験を決めました。

【みこ会入会理由と良かった点】

3月上旬に入会しました。最初は、他の資格取得の際にも参考にしていた独学のオキテさんのサイト(https://dokugaku.info/)を参考に勉強を進め、ヒュー赤を読み進めていましたが、いかんせん分かりづらかったため、ネットでも評判の良かったみこ会に入会を決めました。みこ会は過去問が通関業法と関税法等が51回まで、通関実務は45回まで遡れ、過去問の解説がとても丁寧だったこと、疑問点及び勉強方法が正しいか、みこ先生に直接質問と意見を頂けることがとてもありがたかったです。通信講座などを受けていないことで不安になることもありましたが、みこ会の勉強方法の記事を何度も読み、自分の勉強の方向性は間違っていないと都度確認できたことも大きかったです。

【模試】

関税協会 E判定 (通関業法34/45 関税法等42/60 通関実務20/45) 会場受験

輸入申告の按分でやらかし、実務が悲惨なことになりました。ただ、通関業法と関税法等は合格ラインに達していたこと、受験直前に会社でパワハラを受け、怒り狂いながら受験したこと、按分問題はゼロ申では出題頻度がかなり高いものの、過去問では49回以降出題がないこと、みこ先生に報告したところ、合格圏内にいるのでこのまま勉強を続けましょうとアドバイスを頂いたこともあり、そこまで焦ってなかったです。順位も186位/1221人と上位15%くらいにつけていました。大体の人がE判定のため、これから受験する人は判定なんて本当に気にしなくて大丈夫です。

それよりも自分の弱点を知ること、問題の解く順番の確認、時間配分は問題ないか等を確認する方が重要だと思います。現に私は、この模試で通関実務が時間内に終わらなかったので、問題を解く順番を再考し、最終的に解く順番を①択一→②複数選択→③課税価格計算問題3問→④輸入申告→⑤輸出申告→⑥計算問題2問としました。

また、前日の過ごし方、当日の昼食を何にするか等をシミュレーションするためにも会場受験をお勧めします。

【本試験】

関税協会解答速報による自己採点結果 (通関業法 39/45 関税法等 40/60 通関実務 33/45)

【勉強開始時期・時間】

・開始時期:2025年3月~(7か月間)

・勉強時間:約520時間

(3月下旬からStudyplusで計測し始め506時間でした。3月上旬から勉強自体は開始していたため、実際は520時間くらいはやっていると思います。勉強時間はあくまで目安でしかないですが、みこ会の記事で基本的には最低450時間くらいは必要とあったので、余裕を持って500時間くらいを目標としていました。)

・平均平日勉強時間:1~2時間

→朝早く起きられたら30分、通退勤中に30分、昼休みに15分、

寝る前に30分~1時間くらいやっていました。

・平均休日勉強時間:5~7時間

→6月くらいまでは勉強時間的にはそこまで多くなかったです。というよりは慣れない言葉が多すぎて、テキストや過去問を解く度に脳がショートを起こし、半分気絶しながら勉強していたため、多くできなかったです。知識が整ってきた7月以降から段々見慣れた言葉が増えてきたため、6~7時間くらい勉強できるようになりました。

また、勉強していないと不安だったため、勉強開始から試験日当日まで、1日も勉強していない日はなかったです。どんなに疲れていても最低30分は勉強していました。

【使用した教材】

① みこ会テキスト

→前述した通り、ヒュー赤があまりにも分かりづらかったため、製本してメインテキストとして使用しました。ヒュー赤よりもかなり分かりやすいこと、法改正部分も即時対応して頂けること、みこ会の提唱している、「まず申告書問題と課税価格計算に初めに取り組むべし」という教えのとおり、テキストの頭にそのエッセンスが載っていることもありボロボロになるまで使い込みました。また、みこ先生の質問の回答もこのテキストをベースに返ってくるため、みこ先生への質問を多めにする可能性がある方はこのテキストをメイン教材として使用することをお勧めします。

② 本試験過去問

→通関業法と関税法等は51回から58回まで、通関実務は45回から58回まで実際に印刷して取り組みました。通関業法と関税法等は通しで3周、苦手部分は4周取り組みました。通関実務は通しで4周、苦手部分は6周くらい取り組みました。特に申告書問題と計算問題は完璧に解けるようになるまで繰り返しました。

みこ先生もおっしゃっていましたが、50回の輸入申告書及び49回以前の申告書問題は現在の少し傾向が異なるため、余裕がなければ51-58回を優先して取り組むべきだと思います。また、7月くらいからは本番を想定し、マークシートにマークして解いていました。マークミスが不安な方は、早めにマークシート方式に慣れることをお勧めします。

③ ヒュー青

→ヒュー赤とセットで購入していたため、単元ごとの復習用として使用していました。過去問より難しめの問題になっているため、出来なくてもいずれ出来るようになればいいや程度の認識で取り組んでいました。最後の方は過去問ばかり解いていたため、あまり使用しなかったです。

④ ゼロ申

→申告書問題の練習がしたくて取り組みました。他の方もおっしゃっているように過去問よりも難しいです。また、按分問題が度々出題されていますが、本番では久しく出題がないため、そこは気にせず貨物分類の練習と割り切って取り組んでいました。最終的に輸出は8問目まで、輸入は9問目まで1周ずつ取り組みました。

⑤ LEC 通関実務対策講座 貨物分類編

→4月上旬くらいに受講を開始しました。結果的に、本当に受講してよかったです。貨物分類の知識が有るのと無いのでは、申告書問題の出来とスピードが劇的に違うという事が実感出来ました。会社の昼休みに問題を解き、通退勤中に車内で解説を聞き流していました。また、目に入るものを頭の中で分類し、その際に分からなかったものは都度調べて何類に分類されるか調べる、というように机に向かってない時もクイズ感覚で勉強の機会を作れるといった点もよかったです。

⑥ 通関士試験攻略chさん+ゆっくりしゅぜーの解説部屋chさん

→どちらもYouTubeで無料視聴できるチャンネルです。通退勤の車内での聞き流し用に使っていました。通関士試験攻略chさんは課税価格の決定の原則や課税物件確定時期など分かりづらい部分を分かりやすくまとめて下さっていたため、ありがたかったです。ゆっくりしゅぜーの解説部屋chさんは前述したLECの貨物分類の聞き流しに飽きてきた際に、使用していました。こちらも簡潔にまとまっていたため、ありがたかったです。

通関士試験攻略chさん

ゆっくりしゅぜーの解説部屋chさん

⑦ 模試+模擬問題

→前述した関税協会のものを1つだけ受験しました。他の模試は過去問を周回することを優先し、受験しませんでした。ただ、通関実務のみ最後まで不安だったため、会社が支給していた日本通関業連合会の模擬問題を1つだけ解きました。

9月下旬に取り組み、39/45であったことや時間が15分くらい余ったことは自信になりました。

【自分なりの勉強法など】

なっつさんをはじめ、他の方も実践している通り、通関士試験は覚えることが多いため、科目問わず、語呂合わせを使って暗記をしていました。そして覚えやすそうな語呂合わせを思いついたら、片っ端からみこ会テキストや貨物分類講座のテキストに書き込み、通退勤中の車内で唱えたりしていました。

なっつさんの合格体験記

また通関実務の計算問題で、押し間違い等で失点することはあまりにもったいないため、電卓についてもある程度、質の良いものを使うことをお勧めします。

(私はCASIOのJF-120GTを使用していました。)

加えて通関実務は、戦略を立てて勉強を進めることをお勧めします。通関実務はスピードの勝負でもあるためです。当初は輸入申告書を最後に解いていたものの、前述のとおり模試で苦い経験をしたことで、最悪計算問題2問を捨ててでも、申告書問題を解けずに終わることがないような順番にしました。これが本番で生き、計算問題1問は手つかずで終わったものの、申告書問題は満点を取ることが出来ました。

【最後に】

勉強を始めた当初からずっと合格できるのか本当に不安で、毎日泣きそうになりながら勉強していました。仕事中の合間にもみこ会の合格体験記を読み漁って、メンタルを保っていました。それでも最後までやり通せたのは、ひとえに家族と友人たちの存在があったからです。この人たちに失望されたくない、がっかりさせたくないという一心で必死に勉強しました。結局、どこまでいっても勉強は自分の意志で行うものだと思っているので、その意志の力を最大限引き出してくれた家族と友人たちには感謝しかないです。これから受験を考えている方は、半分は勉強、半分は不安との戦いになると思います。勉強の方はみこ先生についていけば問題ないと思いますが、不安の方は自分で何とかするしかないです。合格の日までしんどい日々が続くと思いますが、合格するまではどんなに勉強しても不安が完全に拭い去られることは無いので、震えながら勉強してください。それが合格への一番の近道だと思います。この合格体験記がこれからの受験生の一助になれば幸いです。

【補記:各月の進捗】

3月 ヒュー青申告書2周、ヒュー青計算問題1周、

ヒュー赤関税法等テキスト読み1周 計7時間15分(計測した時間のみ)

4月 みこ会一〜二編テキスト読み1周、貨物分類講義基礎1周、

ヒュー青関税法1周途中 計58時間10分

5月 申告書過去問50-57回2周、ヒュー青関税法2周、

課税価格計算過去問51-57回1周 計58時間25分

6月 ゼロからの申告書土日に輸出入各1回、みこ会テキスト読み三〜八編1周、

関税法以降ヒュー青2周、通関業法ヒュー青0.5周、課税価格計算過去問51-57回2周、通関実務計算問題過去問51-57回2周 計81時間10分

7月 時間を意識し始める

ヒュー青通関業法1周7/5-6まで、通関実務申告書計算問題以外51-57回2周、

58回通関実務通しでやる(7/19)

ゼロからの申告書土日に輸出入各1回ずつ8回まで

通関業法過去問51-58回1周、関税法等過去問51-58回1周 計74時間25分

8月 

模試までに通関業法、関税法等過去問51-58回2周

お盆 各日2回分通関実務過去問通し+関税法等復習

模試までの1週間は通関業法復習

模試 計114時間55分

9月-試験日まで 総復習+弱点強化 計111時間40分